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パンジーの花がら摘みのやり方について

パンジー,イメージ

パンジーの花がら摘み(枯れた花を取り除く作業)は、植物の健康を保ち、長く花を楽しむために欠かせないケアです。

この作業を丁寧に行うことで、パンジーは次々と新しい花を咲かせ、見た目も美しく維持できます。

ここでは、花がら摘みのタイミングや手順、注意点をわかりやすく解説します。

目次

花がら摘みを行うタイミング

花がら摘みは、花びらの色があせたり、しおれてきたタイミングで行うのが理想です。

完全に枯れてからだと種子ができ始めてしまい、植物が「種を作る」ためにエネルギーを使ってしまいます。

すると新しい花を咲かせる力が弱まり、全体の花付きが悪くなってしまうのです。

そのため、花が少しうつむき始めたり、色が褪せてきたと感じたら、こまめに花がら摘みを行いましょう。

花がら摘みの手順

ステップ1:道具を準備する

手で摘むことも可能ですが、より確実に作業するには小型の園芸用ハサミ剪定バサミを用意すると便利です。

清潔なハサミを使うことで、植物へのダメージや病気の発生を防げます。

ステップ2:摘み取る花を見極める

花びらがしおれて色が褪せ、全体的に元気がなくなったものが花がらの対象です。

まだ咲いている花と混ざっていることもあるため、茎の状態や花の向きなどもよく観察しましょう。

ステップ3:花茎ごと根元から摘み取る

花がら摘みでは、花びらだけではなく花茎ごと取り除くことがポイントです。

花茎を残したままにすると、そこが腐ったり病害虫の温床になることがあります。

  • 花茎の根元(花と葉の接点付近)まで指やハサミを持っていき、根元からスパッと切り取ります。
  • ハサミを使う場合は、切り口がつぶれないようにきれいにカットすると良いでしょう。
  • 手で摘む場合は、片手で株元を支え、もう一方の手で花茎を軽くつまみ、前後に揺らすようにしてポキッと折ると傷みにくく安全です。

ステップ4:株を傷つけないように注意

パンジーは茎がやわらかくデリケートです。

勢いよく引っ張ったり、無理な角度で折ると、他の茎や葉まで傷めてしまいます。

作業中は株を支えながら、丁寧に行いましょう。

花がら摘みの頻度

開花期のパンジーは次々と花を咲かせるため、花がらもすぐに増えます。

特に春や秋など花の多い季節は、週に1〜2回以上、できれば数日に一度のペースで花がら摘みを行うのが理想的です。

こまめに取り除くことで、パンジーは常に元気を保ち、長く美しい花を咲かせ続けます。

花がら摘みの効果

定期的に花がら摘みを行うと、次のような効果が得られます。

  • 新しい花を咲かせやすくなる
     花がらを取ることで、種作りに使われるエネルギーを開花に回すことができます。
  • 病害虫の発生を防ぐ
     しおれた花を放置すると腐敗しやすく、カビや害虫の温床になります。
     清潔な状態を保つことで病気を予防できます。
  • 見た目を美しく保てる
     花がらを取り除くことで、株全体が明るく整い、鉢や花壇の印象もぐっと良くなります。

花がら摘み後のケア

肥料を与える

花がら摘みの後に液体肥料を少量与えると、株が再び活力を取り戻し、次の花芽を作りやすくなります。

開花期はおよそ2週間に1回程度の追肥が目安です。

水やりのコツ

パンジーは乾燥しすぎを嫌いますが、過湿も根腐れの原因になります。

土の表面が乾いたらたっぷり水を与えるのが基本です。

また、受け皿に水を溜めたままにせず、余分な水はしっかり切りましょう。

冬場は乾きが遅いので、水やりの頻度を控えめにするのがポイントです。

日当たりの確保

パンジーは日光を好む植物です。

日当たりの良い場所で管理すると、花付きがよくなり、株も引き締まります。

ただし、初夏の強い直射日光や西日は株を弱らせる原因になるため、暑い季節は半日陰の風通しの良い場所に移動させましょう。

まとめ

パンジーの花がら摘みは、美しい花を長く楽しむための大切なメンテナンスです。

ポイントは、しおれ始めた花を見つけたら、花びらだけでなく花茎ごと根元から摘み取ること

そして、摘み取った後は肥料と適度な水やりで株を元気に保ちましょう。

こまめにケアを続ければ、パンジーは長い間、色鮮やかな花を咲かせ続けてくれます。

以上、パンジーの花がら摘みのやり方についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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